育児と仕事の両立は想像以上に大変でした

現在第二子を妊娠中で第一子を保育園に預けながら働いているのですが、育休から復職したばかりの頃は制限の多さに戸惑いました。保育園の迎えの都合で仕事が終わっていなくても帰宅しなければならない、打ち上げ気分で同僚と飲みに行きたくても平日は行けないなど、仲間と精一杯仕事を頑張りたい気持ちと、思い通りには働けない現実とでモヤモヤしたこともあります。

さらに子どもが「イヤイヤ」を連発し始める2歳頃には育児のストレスが高まってしまい、ネガティブ思考になりがちでした。育児が大変すぎて、朝になると早く出社して自分のペースで仕事に集中したいと思ってしまったことも。さらに、そう思うこと自体に落ち込んだこともありました。

助けとなったのは
植物のチカラを取り入れる日々の習慣

そんな時に助けになったのは、やはり植物のあるライフスタイルでした。会社には「そういう時はこんなフラワーエッセンスがあるよ」「このハーブティーもいいよ」と声をかけてくれる同僚や先輩ママも多く、「アロマやハーブで子どもと一緒にリラックスできる時間を作ろう」と思えたことで、穏やかな気持ちを取り戻せるようになりました。

私の場合、疲れた時に頼りにしているのは心にまっすぐ届くエッセンシャルオイルです。好きな香りを常に何種類か手元に置いておき、その日の気分で使っています。特に花の香りを嗅ぐことが多いです。

風邪が流行りだす季節には、習慣として家族みんなでハチミツを摂るようにしています。それでも風邪の気配を感じたらハーブティーを飲みます。ひき始めには、エキナセアにローズやエルダーフラワーを混ぜたものを。熱が出てしまったら、エルダーフラワーを。ハーブティーは子どもも飲めますが、飲みやすくしたいときは、リンゴジュースを少し混ぜるのがおすすめです。

妊娠をきっかけに食事も見直すように。
シンプルな料理をできるだけ手作り

第一子の出産は助産院で行ったのですが、そこで「無事出産を終えるためには、日頃からのからだ作りが大切だよ」と言われました。そこから食事としっかり向き合うようになり、不規則だった生活を見直しました。外食はあまりせず、できるだけ手作りを心がけています。メニューは地味でいつも似たようなものなのですが、味噌汁、発酵食品、旬の野菜を使ったおかずなど、一汁三菜を意識しています。

とはいえ、仕事も忙しいので食事の準備に長い時間をかけることはできません。平日は買い物へ行く時間が取れないので食材は宅配を利用し、素材にこだわる分、調理法は簡単にしています。野菜や魚や肉などの素材と調味料が上質であれば、焼く・蒸すなどシンプルに調理するだけで十分なご馳走になります。

ナチュラルビューティスタイリスト検定の学びで
一番興味深かったのは「呼吸」

ナチュラルビューティスタイリスト検定では、からだの内側からも外側からも健やかに美しくなるための情報が網羅されています。ニールズヤードが提唱しているホリスティックケアにも通じるものがあり、自分の知識を改めて整理する、いいきっかけとなりました。

中でも、興味深かったのが「呼吸」。私はこれから二人目の出産に臨みますが、助産院の方に「一人目を出産した時に生じた骨盤の歪みが残っていて、その歪みから呼吸が浅くなっている」と言われていました。そんなタイミングだったこともあり、改めてからだと呼吸の関係性を知り、正しい方法を学べたことも良かったです。

お母さんではあるけれど、これからも
人生の主人公は「私」でありたい

子どもをもつ母親ですが、自分の人生の主役は子どもではなく、私自身でありたいと考えています。子どもにとっても、生き生きとしている母親の姿は魅力的だと思うので、これからも自分の興味が湧いたことを追求し、人生を拓いていきたいですね。それには、学び続けることも大切だと思います。

まず挑戦してみたいのは、今まで得た知識とこれから学びたい専門知識をかけ合わせ、「女性のからだに役立つ植物のチカラ」を伝えていくこと。「妊娠を望んでいるけれどなかなかうまくいかない」、「月経前症候群(PMS)に悩まされている」というような話を耳にすることが増えていますよね。それら女性の悩みすべてを植物のチカラだけでケアすべきとまでは思いませんが、植物のチカラでできることって私たちの想像以上にたくさんあるので、出産・子育てを経験したからこそ分かったことを、未来のママたちに伝えていきたいです。